未来をつくる化学せんい





 「「化学せんい」は、私たちの生活でどこに使われているの?」で紹介しましたように、化学せんいは、人の生活には無くてはならないものです。また、日本が世界に誇れる、電子・情報・自動車などハイテク産業や近年最も重要な環境調和分野で使われているハイテク素材もあります。このように、化学せんい産業は、日本の産業を支える需要な産業です。





日本の化学せんい産業は、全世界の生産量の約4%を製造している重要な産業です。






(写真提供:帝人)
地球観測に貢献する化学せんい 
米国NASAのバルーンプログラムとして、ヘリウムガスを充填した直径140mの無人大型気球が観測機器を搭載し、成層圏を飛行しています。非常に高強度を有する素材がこのバルーン用膜材として用いられています。(アラミドせんい、PBOせんいなど)
火星探査機が火星面に着陸する時にクッション用のバッグが用いられましたが、この膜材にも非常に強いせんいが用いられています。(ポリアリレートせんいなど)
(写真提供:NASA)

  新エネルギーに活躍する化学せんい
風力発電用風車ブレードに炭素せんいなどの非常に強い素材がプラスチックと複合化させた材料として用いられています。これら素材は、「軽くて強い」性質を生かして、効率のよい発電を可能にしています。

  航空機の軽量化により燃料の節約に貢献するせんい  
航空機にも炭素せんいをプラスチックと複合させた材料が用いられています。軽量化により燃料の節約をもたらします。

  情報通信分野で活躍する化学せんい
せんいの仲間には、光を遠くに伝達できる“光ファイバー”と呼ばれるものがあります。これもせんいと同じ仲間の高分子が使われています。また、この“光ファイバー”の回りに支えとして強いナイロンせんいやアラミドせんいが使われています。
合成せんいの仲間である“アラミドせんい”は、電気絶縁性にすぐれ、また耐熱性にもすぐれ、レーザー加工などが容易にできるため、小型電子機器のプリント基板材料として使用されています。最近の携帯電話の小型・軽量化に大きく貢献しています。

  安全・防災に役立つ化学せんい  
燃えにくいように改良したビニロンせんいや、熱に強く燃えにくいアラミドせんいなどが消防服に使われ火災現場で活躍しています。
高強力としたポリエステルせんいやナイロンせんいがエアーバッグやシートベルトに使われ、ドライバーの安全を守っています。



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