日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

化学繊維の用語集

ストレッチ素材

衣類に伸縮性を出すために使われる素材。1958年にデュポン社がゴムのように伸縮する性質のポリウレタン繊維(スパンデックス)を開発してから、その特性を生かして衣料用などにその需要が広がっています。
ポリウレタンは主に綿やナイロンと混ぜた複合糸として製品化されます。従って、ポリウレタン100%の製品は無く、その混用割合は製品により異なりますが、5~30%程度です。従来の素材は、①耐塩素性に劣る、②ポリエステルとの同時染色が難しいなどの問題もありましたが、それを改良する素材も開発されています。
そのほか、ポリエーテル・エステル系の弾性糸や、ナイロンとポリエステルの中間の物性特性を持つポリブチレン・テレフタレート(PBT)やポリトリメチレン・テレフタレート(PTT)繊維などがあります。

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