繊維から繊維へのリサイクルはどうすれば進む?
制度面と技術面の両方の課題を解消する必要があります
廃棄された衣料品の約2/3が有効活用されずに処分されています。
繊維to繊維リサイクルの実現に向けては、次のようなことが必要です。
制度面の課題 | 動脈産業(繊維製品製造(素材~アパレル)、商社、販売等)と静脈産業(回収・リサイクル)、国や自治体等も含めた体制で、①効果的・安定的な回収システム、②コストアップの負担方式、③消費者のリサイクル推進の啓発、などに取り組み、衣料品の資源循環システムを構築する必要があります。 |
技術面の課題 | 「選別・分離技術の開発」が最重要です。先ずはこれを実現して、既存の有効利用(リユース、反毛・ウエス化等)を効率化すると同時に、繊維to繊維リサイクル技術に繋げていく必要があります。副産物の有効利用や易リサイクル品の開発も鍵を握ります。 |
