<プレスリリース>
日本化学繊維協会(会長 日覺 昭廣 東レ株式会社 代表取締役社長 社長執行役員)では、本日11時より第697回 本委員会を開催しました。
主要議題およびその概要は以下の通りです。
1.第13回アジア化繊産業会議の開催について
第13回アジア化繊産業会議は、当初、2021年4月22~23日に開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの蔓延により、2021年4月22日(木)にオンライン会議(パートⅠ)、2022年4月13日(水)~15日(金)に東京でのリアル会議(パートⅡ)という2分割開催で実施することとなりました。
そのうち、2021年4月22日(木)のパートⅠ会議では、アジア化繊産業連盟(ACFIF)各国・地域の会長、事務局長がオンラインで参加し、サステナビリティに関する課題についての報告および議論を行い、認識を共有すると共に、その認識を対外的に「ポジションペーパー」として発信する予定としております。
なお、2022年4月に開催予定のパートⅡ会議についての詳細は後日連絡する予定としております。
2.第34回複合材料セミナーについて
日本化学繊維協会炭素繊維協会委員会は「第34回複合材料セミナー」を2月19日(金)に開催します。今回のテーマは「新しい生活様式を支える炭素繊維」です。
新型コロナウイルス感染症の流行により、世界中の人々が急速に変化する環境に対して新しい生活様式を日々模索しています。こうした状況を鑑み、今回は初めてウェブセミナー方式にて開催することといたしました。プログラムおよび参加申込方法など詳細は下記ウェブサイトをご参照ください。
http://www.carbonfiber.gr.jp/
今年で34回目となる複合材料セミナーでは、炭素繊維メーカーによるPAN系・ピッチ系炭素繊維の最新技術・市場動向に加え、日本の素材産業の将来展望やマテリアル戦略の検討状況、特殊なコンパウンド技術を採用した射出成形用超高強度CFRTP、モビリティ分野の新たな動きである空飛ぶクルマについて取り上げます。
炭素繊維複合材料の『今』を知ることができる本セミナーに多数のご参加をお待ちしています。
<開催概要>
日時:2021年2月19日(金)13:00~17:05
ウェブセミナー方式で開催
※アクセス先は開催数日前に別途メールでご連絡します。
参加費:一般 15,000円、官公庁・学校関係者 10,000円、学生 2,000円
備考:事前申込制
3.最近の通商動向
最近の繊維通商問題をめぐる主な動きとしては、2020年11月15日、日本など15カ国による地域的な包括的経済連携(RCEP)の署名があります。RCEPが発効すれば、世界の国内総生産(GDP)や貿易額で3割を占める大型自由貿易協定(FTA)が発足することになります。
またRCEP15ヵ国の繊維産業は、世界の繊維産業において、川上~川下まで非常に重要な地位を占めていると同時に、日本の繊維貿易にとってもRCEP対象国は輸出で60%、輸入で85%を占める重要な貿易相手国となっています。
以上