日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

第698 回 本委員会の主要議題と概要

2021年04月15日
日本化学繊維協会

<プレスリリース>

日本化学繊維協会(会長 日覺 昭廣 東レ株式会社 代表取締役社長 社長執行役員)では、本日11時より第698回 本委員会を開催しました。

主要議題およびその概要は以下の通りです。

1. 2021年アジア化繊産業会議の開催について

第13回アジア化繊産業会議は、当初、2021年4月21~23日に開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの蔓延により、2021年4月22日(木)にオンライン会議(パートⅠ)、2022年4月13日(水)~15日(金)に東京でのリアル会議(パートⅡ)という2分割開催で実施することとなりました。

そのうち、2021年4月22日(木)のパートⅠ会議では、アジア化繊産業連盟(ACFIF)各国・地域の会長、事務局長がオンラインで参加し、サステナビリティに関する課題についての報告および議論を行い、認識を共有すると共に、その認識を対外的に「ポジションペーパー」として発信する予定としております。

会議終了後(4月22日17:00~)に、WEBにて、日覺化繊協会会長、富𠮷副会長による記者会見を実施する予定としております。

2. 「エコプロ Online 2020」への化繊協会コーナー出展報告

環境WEB展「エコプロ Online 2020」が昨年11月25日(水)~28日(土)の4日間、オンライン開催され、会期後も12月25日(金)までアーカイブ公開されました。初のオンライン開催ということで、主催者、出展者共に試行錯誤での展示となりましたが、4日間の参加者数は約2万1千人でアーカイブ期間も含めると約2万8千人の参加がありました。

・化繊協会コーナーでは、「SDGsの達成に貢献する化学せんい」のテーマで、「健康・福祉」「質の高い教育」「安全な水」「エネルギー」「生産・消費」「気候変動」「海洋資源」「陸上資源」の8つのSDGsに寄与する化学繊維のパネル説明や動画コンテンツの配信を行ったほか、「SDGsや環境問題に貢献する化学繊維」を紹介した動画配信も行った。

・環境に役立つ高機能・高性能繊維への関心は一般層・ビジネス層を問わず年々高まっており、これに対応するため、エコプロの実展示での化繊協会コーナーでも好評だった「化学せんいおもしろ実験教室」のYouTube配信を行った。

・化繊協会コーナーの4日間の参加者数は649人、アーカイブ期間も含めると939人の参加があった(昨年度までの実展示では3日間で約1300人が参加)。

3. 2020年の繊維貿易動向

「2020年の繊維貿易動向」について報告がありました。2020年の世界の繊維品貿易は前年比3%減と推定され、2年連続の減少となりました。2020年は新型コロナウイルスの影響から、先進国の衣料需要は不振となり、アパレル輸入の大幅減、一方で、マスク等の防疫品貿易の急拡大などの特徴がみられました。

以上