日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

第13回アジア化繊産業会議PartⅠでのサステナビリティに関するポジションペーパーについて

2021年04月22日
日本化学繊維協会

1.経緯及び方針

 第13回アジア化繊産業会議は、今年、24年ぶりに日本が主催国となり、サステナビリティを会議テーマとして企画しました。新型コロナウイルス感染症の流行により、加盟各国・地域が一堂に会する対面式の開催が困難となりましたが、サステナビリティに関する関心の高まりや具体的な動きが世界的に進んでいることを踏まえ、タイムリーに課題認識を共有し発信することが重要であると考え、会議を2回に分けて、パートⅠ会議を当初予定していた日程である本年4月22日にオンラインで開催し、パートⅡ会議を来年4月に対面式で開催することとしました。
 4月22日のオンライン会議では、サステナビリティに関するアジア化繊産業の課題を整理し、議論した結果、ポジションペーパーとして、共通認識を取りまとめました。

2.ポジションペーパーの概要

 ポジションペーパーは、3章構成となっています。まず、第1章では、「アジア化繊産業の使命」として、世界の化繊生産の約9割を占めるアジアの化繊産業が、持続可能な社会の実現へ製品によって貢献していく一方で、環境への負荷などの負の影響を重要な課題と捉えて解決に向けて取り組むことを述べています。次に第2章では「新型コロナウイルス感染症の影響」として、特に永続的な影響として注目すべき持続可能性に関する動きについて述べています。そして、このポジションペーパーの中心である第3章では、「持続可能な社会の実現を支えるアジアの化学繊維産業」として、持続可能な社会の実現に向けたアジア化繊産業の取組と課題を述べており、第1に「資源循環の実現」、第2に「環境負荷の低減」、第3に「持続可能な社会の実現に貢献する化学繊維製品の拡大」の3種類の区分で、サステナビリティに関する様々な課題について整理しました。今後1年間、このポジションペーパーをもとにアジア化繊産業連盟各国・地域が情報共有など連携しながら取組を進め、2022年4月のパートⅡ会議にて進捗を確認したいと考えています。

ポジションペーパーの内容は下記の通りです。

ポジションペーパー(英語)

ポジションペーパー(日本語訳)

 

参考用資料:参考資料

以上