日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

(中国) 発展改革委員会と商務部、バイオ繊維への投資を奨励

2022年05月30日
日本化学繊維協会

繊維政策

発展改革委員会と商務部、バイオ繊維への投資を奨励

 5月10日、国家発展改革委員会、中国商務部は、6月10日を締切とする「外商投資奨励産業目録(2022年版)(募集意見稿)」に対する意見を公開で募集することを発表した。
 2022年版の目録には、化学繊維製造業の奨励項目に、PLA繊維、PHA繊維、PBS繊維が含まれており、特に、PBSが目録に入ったのは初めてである。
 また、ゴム製造業やプラスチック製造業においても、生分解性プラスチックやその製品の開発、生産、応用、汚染のない分解性農業用フィルムの開発が含まれている。
 「目録」での「全国奨励外商投資産業目録(石油と化学工業類)」の化学繊維製造業の奨励の項目詳細は以下の通り。
〇差別化、機能性ポリエステル(PET)の連続共重合改質カチオン染料可染ポリエステル、アルカリ可溶性ポリエステル(COPET)、高収縮ポリエステル(HSPET)、難燃性ポリエステル、低融点ポリエステル、非結晶ポリエステル、生分解性ポリエステル、グリーン触媒を使用して生産されたポリエステルなど
〇難燃性、静電気防止、抗紫外線、抗菌、原着など差別化、機能性化学繊維の高効率フレキシブル製造技術の研究開発
〇インテリジェント化、超模倣などの機能性化学繊維の生産
〇独自に開発した高速紡糸加工用の高効率・環境配慮型油剤の生産
〇新型リサイクル可能資源、グリーン技術を活用したバイオ繊維、新溶剤法セルロース繊維(リヨセル)、竹、麻などを原料とした再生セルロース繊維、PLA繊維、キトサン繊維、PHA繊維、タンパク質繊維、PBS繊維など