中国 化繊需給
2018年のスパンデックス繊維需給
中国化繊信息網によると、2018年の中国のスパンデックス繊維の需給バランスは下表のとおり。
設備能力は年産77.6万㌧、主要企業の新増設の動きが続く一方で一部企業の旧式設備の廃棄があり、全体では前年比9.7%増となった。新増設には、暁星、煙台泰和、新郷スパンデックス、浙江華海機械などが含まれる。
生産は前年比11.6%増の64.2万㌧。そのうち、20Dが26%、30Dが16%、40Dが40%、70D以上が18%を占める。近年は、ファインデニール製品の需要増もあり、20Dのシェアが高まっている。
輸入は前年比32.4%増の2.9万㌧、輸出は同11.2%増の5.9万㌧となった。その結果、見かけ消費は同12.5%増の61.2万㌧となった。
なお、中国化繊信息網では、2019年の見通しについて、設備能力は、新増設の動きが続いていることから85.3万㌧となる一方、生産は67.2万㌧、見かけ消費は64.0万㌧とともに大幅な伸びの鈍化を予測している。
中国のスパンデックス需給
(万㌧、%)