日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

第692 回 本委員会の主要議題と概要

2019年10月25日
日本化学繊維協会

<プレスリリース>

692回 本委員会の主要議題と概要

日本化学繊維協会

日本化学繊維協会(会長 鈴木 純 帝人株式会社 代表取締役社長執行役員CEO)では、本日11時より第692回 本委員会を開催しました。

主要議題およびその概要は以下の通りです。

1.CEATEC JAPAN2019へのセミナー参加の概要について

日本化学繊維協会は1016日(水)、幕張メッセで開催されたCEATEC 2019のイノベーショントークステージで、「「共創する未来」に貢献する先端繊維素材」をテーマにセミナーを開催し、その概要について報告がありました。
・帝人、東レ、東洋紡、ユニチカ、三菱ケミカル、クラレの順で先端繊維素材を紹介した。
・セミナーの来場者数は約175名と盛況であった。

2.エコプロ2019への化繊協会コーナー出展について

日本化学繊維協会は、125日(木)~7日(土)の3日間、東京ビッグサイトで開催される国内最大規模の環境展「エコプロ2019~持続可能な社会の実現に向けて」(主催:(一社)産業環境管理協会、日本経済新聞社)に、化繊協会コーナーを出展します。
・エコプロ展への出展は2004年から続けており、今回で16回目となる。
・今年度の展示テーマは、「SDGsに貢献する化学せんい」で、①エネルギーを節約する/気候変動を防ぐ、②限られた資源を有効に使い続ける、③豊かな自然環境を維持する/人やいきものにやさしい、の3テーマで「③健康・福祉」「⑦エネルギー」「⑫生産・消費」「⑬気候変動」「⑭海洋資源」「⑮陸上資源」の6つのSDGs(持続可能な開発目標)に寄与する化学繊維を紹介することとしている。
・この他、①説明専門員による高機能繊維の解説と実験(化学せんい実験教室)、②クイズラリーなどのアトラクションも予定している。
・化繊協会コーナーは、西展示場2ホール/小間番号2-005

3.第25回中国国際化繊産業会議の概況報告

2019年94日(水)~5日(木)、第25回中国国際化繊会議が安徽省・蚌埠にて開催され、その概要について以下の通り報告がありました。
・「中国国際化繊会議」は、1985年に始まった中国で開催される化学繊維の国際会議。2日間開催され、初日は、経済・市場動向を含めた総合的な講演会、2日目は設備・技術、最近のトレンド等の動向を中心とした講演会となっている。
・中国化繊工業協会・端小平会長(中国紡織工業連合会副会長)、中国紡織工業連合会・高勇秘書長、中国の政府機関の代表、地元政府の代表、中国国内の大手化繊メーカー、大学等研究機関等からの代表を含む約500名が参加した。
・今回の会議テーマは、会議テーマは、「Open IntegrationInteractive Development(開かれた統合と双方向の発展)」であり、初日は発展セッションとして、国内外からのプレゼンテーションパネルディスカッションが行われた。
・日本化学繊維協会・富𠮷副会長から「世界の化繊の中長期見通しの課題」と題する報告を行った。世界の繊維需要は今後も合繊が支える形で拡大を続けること、ただし、マイクロプラスチック問題などの問題に対応し、化繊産業がサステナブルな産業であることを示すことが課題との報告があった。

4.ACFIF標準化作業委員会ワークショップ開催報告

2ACFIF標準化作業委員会ワークショップが93日(火)上海で開催されました。
・ワークショップにはACFIF7ヵ国・地域の代表約40名が参加した。出席者には、ACFIF・ラビ会長(インドネシア化繊協会会長)、中国化繊工業協会・端会長などの各国の化繊協会会長、事務局長、標準化の専門家等が含まれる。日本からは富𠮷副会長、田澤ISO/TC38議長のほか8名が参加した。
・ワークショップでは、中国、日本のISO専門家による基調講演のほか、中国、韓国、タイ、日本から化繊業界の標準化の取組みについての報告やISO提案の紹介が行われ、その後、意見交換が行われた。
・今回のACFIF標準化ワークショップは、昨年4月に大阪で開催された第1回の方式を踏襲しつつ、ISO代表による基調報告に加え、各国地域からの最新のISO提案内容の紹介があり、ACFIF発の標準化策定が進むことへの期待(アジア発のISOを増加しようという動き)が随所で見られた。

以上

 

<本件についての問い合わせ先>
担当:⽇本化学繊維協会 技術グループ 兼 業務調査グループ 川名 (03-3241-2312