炭素繊維
中复神鷹、世界初の高強度・高弾性炭素繊維を発表
大手炭素繊維メーカーの中复神鷹炭素繊維は、9月2~4日に開催された第27回中国国際複合材料産業技術展覧会で、世界初となる高強度・高弾性炭素繊維SYM50X-12Kを含む一連の炭素繊維新製品を発表した。
同社によると、この炭素繊維は、高強度・高弾性率の性能を有し、航空宇宙・航空、ハイエンドスポーツ・レジャーなど幅広い応用がある。
中复神鷹炭素繊維は中国を代表する高性能炭素繊維メーカーであり、同社の炭素繊維の総生産能力は年産2.85万㌧、そのうち、T700級の炭素繊維の生産は中国で第1位である。
同社の炭素繊維は、ハイエンドのスポーツやレジャー分野での応用に成功しているほか、航空分野において、同社のT1100級とM40X級の炭素繊維は、国産材料サプライヤーとして、国産航空機の用途評価が実施されている。
中国で刊行された「2023年世界のCFRP市場レポート」によると、2023年の世界の炭素繊維生産能力は年産29.3万㌧、そのうち、中国は同14.1万㌧であり、世界の48%のシェアを有している。