日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

第689 回 本委員会の主要議題と概要

2019年01月15日
日本化学繊維協会

<プレスリリース>

日本化学繊維協会(会長 和賀 昌之 三菱ケミカル株式会社 代表取締役社長)では、本日11時より第689回 本委員会を開催しました。

主要議題およびその概要は以下の通りです。

1.エコプロ2018への出展報告

20回目となる国内最大規模の環境展「エコプロ2018~SDGs時代の環境と社会、そして未来へ」が昨年126日(木)~8日(土)の3日間、東京ビッグサイトにて約16万人の来場者を集め、盛大に開催されました。

・化繊協会コーナーでは、「SDGsの達成に役立つ化学せんい」のテーマで、15回目となる展示を行った。

・環境に役立つ高機能・高性能繊維への関心は一般層・ビジネス層を問わず年々高まっており、より詳しい説明を求める来場者が増えてきていることから、前回も好評だった「教室形式」のブースとして、一日あたり6回「化学せんいおもしろ実験教室」を開催。3日間計350名が参加して盛況だった。

・この他、化繊協会コーナーでは、クイズラリー(約1300名が参加)などのアトラクションなど、今回も多くの来場者にPRした。

2.第32回複合材料セミナーについて

日本化学繊維協会炭素繊維協会委員会は「第32回複合材料セミナー」を225日(月)東京コンファレンスセンター品川にて開催します。プログラムおよび参加申込方法など詳細は、配布資料または下記ウェブサイトをご参照ください。

http://www.carbonfiber.gr.jp/

今回のテーマは「次世代に継承する素材、炭素繊維」です。会員会社の三菱ケミカルよりPAN系炭素繊維、クレハよりピッチ系炭素繊維の最新動向をご紹介するほか、本田技術研究所より自動車の軽量化と運動性能の向上について、郷製作所より複合材料プレス成形の検討について、TenCate Advanced Compositesより熱可塑性および熱硬化性樹脂複合材料について、JAXAより国内の航空機用複合材料研究プロジェクトの動向について、エアバスより航空機分野における複合材料の動向についてなど、合計で7講演を予定しています。

セミナーは事前申込制です。多数のご参加をお待ちしています。

<開催概要>

日時:2019225日(月)10001715(セミナー)

             17301930(懇親会)

会場:東京コンファレンスセンター品川(東京/品川駅港南口(東口)徒歩2分)

定員:350

参加費:一般 20,000円、官公庁・学校関係者 15,000円、学生 3,000

3.12回アジア化繊産業会議について

12回アジア化繊産業会議が2019411日(木)、12日(金)の両日、インドネシア・バリで開催されることとなりました。

アジア化繊産業会議は、アジア地域の化繊業界の代表が一同に会して情報交換を行うことにより、相互の認識と理解を深め、信頼関係を築きあげることを目的に、1996年に第1回会議が日本(浦安市)で開催され、今回で12回目。

会議には、日本をはじめ中国、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、パキスタン、チャイニーズ・タイペイ(台湾)、タイの9カ国・地域(ベトナム等がオブザーバー参加予定)から、総勢150200名が参加する予定です。

日本からは、和賀会長(三菱ケミカル株式会社 社長)、注連副会長(ユニチカ株式会社 社長)、以下約30名が参加し、和賀会長より特別テーマ「アジアおよび世界の化繊の中長期需給見通しおよび構造変化」を報告します。会議終了後には各国地域の代表団長による記者会見も予定しています。

4.最近の通商動向

2018年1230日にTPP11が発効、201921日に日EU EPAが発効を予定しています。日EUEPAについては、日本からのEU向け輸出は高性能繊維を含む化学繊維、不織布・産業資材、高級テキスタイルが中心であり、発効後には、積極的な活用が期待されています。化繊業界としては、原産地規則や証明制度(自己証明制度)の理解・普及が重要と考えています。

 

以上

 

<本件についての問い合わせ先>

担当:⽇本化学繊維協会 技術グループ 兼 業務調査グループ 川名 (03-3241-2312