日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

(韓国) 暁星、インドでスパンデックス工場を稼働開始

2019年09月30日
日本化学繊維協会

韓国 化繊生産

暁星、インドでスパンデックス工場を稼働開始

 韓国の大手繊維・化学メーカーの暁星は、インドのMaharashtra州AurangabadのAURIC工業団地に設立したスパンデックス工場で、本格的に商業稼働を開始した。
 同工場の敷地面積は約40万㎡、生産能力は年産1万8,000㌧。暁星は世界最大級のスパンデックスメーカー。インドにスパンデックスの生産拠点を置くことで、人口13億人の巨大なインドの内需市場を攻略し、インドでのシェアを現在の60%から、新工場の稼働によって70%まで拡大する計画。
 同社は、グローバルにスパンデックスの生産拠点を整備しており、韓国のほか、中国、ベトナム、トルコ、ブラジルでもスパンデックス工場を稼働させている。同社の全世界の生産能力は合計29万㌧だが、2020年までに39万㌧に増設したい考え。
 同社は2018年にMaharashtra州のDevendra Fadnavis州首相とMOUに署名しており、デリー・ムンバイ産業回廊プロジェクト(DMIC)における最初の巨大プロジェクトの発展のために、同州より100エイカー(約40万㎡)の土地を割り当てられている。
 同社のインド進出は2007年。インド国内での年間売上高は3億㌦超。2016年にはPuneに超高圧遮断機生産工場を設立するなど、事業拡大に注力している。