日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

(中国) 桐昆集団が化繊生産No1企業に

2020年06月19日
日本化学繊維協会

化繊生産 

桐昆集団が化繊生産No1企業に

 このほど、中国化学繊維工業協会は、2019年度中国化繊業界生産量ランキングリストを発表した。
このリストによると、大手PTA、ポリエステルメーカーの桐昆集団は、2019年の化学繊維生産量、紡織用ポリエステル長繊維(DTYを除く)、ポリエステルPOY生産量など4種類のランキングで第一位を獲得、前年に続き業界トップの地位を保持した。
 近年、桐昆集団は多くの新規プロジェクトに投資し、ポリエステル長繊維とPTAの生産能力を拡大している。2019年は、恒邦4期の年産30万㌧のスマート化ポリエステル繊維プロジェクト、恒優の年産30万㌧POYプロジェクト、同30万㌧のPOY技術改良プロジェクト、恒騰4期の年産30万㌧スーパーファインデニールポリエステル長繊維プロジェクトが相次いで稼働を開始した。
 現在、桐昆集団は、無人工場、ダークファクトリー(人間がほとんど介在しない工場)を既に完成させている。同社のポリエステル繊維は、5大シリーズ1000余りの品種を有し、製品の差別化率は68%。製品は50Dから1000Dまでのほぼ全ての規格が生産可能であり、中国のポリエステル長繊維業界の「ウォルマート」と呼ばれている。同社のポリエステル長繊維の生産能力は年産690万㌧、PTAは同420万㌧であり、ポリエステル長繊維の中国国内のシェアは約18%、世界のシェアは約12%である。