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Sateri、澳洋科技のレーヨン関連事業を買収へ
5月6日、シンガポールRoyal Golden Eagle集団傘下の上海賽得利(Sateri)集団は、阜寧澳洋科技のレーヨン繊維関連事業資産の買収協議に正式に調印した。
阜寧澳洋は、上場企業である江蘇澳洋健康産業の子会社であり、本社所在地は江蘇省の阜寧県澳洋工業園、主力事業はレーヨン短繊維でその総生産能力は年産33万㌧である。
賽得利集団は、「今回の買収は、賽得利の華北地域、北部地域の顧客に対するサービス能力を強化し、産業配置を最適化することにつながる。我々は、先進的な環境保護技術を導入し、現在の技術にアップブレードを加え、持続可能な発展を促進し、地方経済の発展と雇用安定のために積極的な貢献をしていくつもりである。」と述べている。
シンガポールRGE集団は再生可能エネルギーの開発やクリーンエネルギー企業を傘下にもつ企業集団。そのうち、賽得利集団は、2002年に中国に参入した中国有数の外商独資(100%外資企業)。レーヨン短繊維の生産を専門的に手掛けており、2020年のレーヨン短繊維の年間生産量は140万㌧と世界最大級である。