日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

(中国) 恒力(恵州)のPTA工場、全面稼働へ

2023年07月20日
日本化学繊維協会

合繊原料

恒力(恵州)のPTA工場、全面稼働へ

 7月11日、大手ポリエステル、石油化学メーカー恒力集団が進める広東省の恒力(恵州)工業園区のPTAプロジェクト第2生産ラインが成功裏に稼動を開始した。この結果、恒力(恵州)工業園区の年産500万㌧PTAプロジェクトが全面的に稼働を開始したことになり、この結果、    恒力集団のPTAの生産能力は年産1,700万㌧に達し、世界第1位となった。
 恒力(恵州)工業園区は、恒力集団が広東・香港・マカオ大湾区の発展戦略に基づき実施する最初のプロジェクトであり、投資総額は150億元、業界最先端のグリーン・インテリジェントPTA生産技術を採用している。
 なお、同プロジェクトのPTA第1生産ライン(年産250万㌧)は2023年3月18日に稼動開始しており、約4ヵ月後に全面稼働となった。
 なお、中国国内では大型PTAプロジェクトが相次いで進展している。
〇逸盛石化第2期(投資額80億元、設備能力:年産250万㌧):2023年末までに稼働開始予定。
〇虹港石化第3期(設備能力:投資額39.4億元、同240万㌧):2023年4月、同社は計画承認を公示。
〇新鳳鳴集団(設備能力:同540万㌧):2023年1月、計画を発表。
〇福建能化(投資額57.7億元、設備能力:同300万㌧):2023年1月、既存の450万㌧からの拡張プロジェクト開通式を開催。完成後の同社の設備能力は年産750万㌧となる。