経営
INVISTA、Orange工場を閉鎖へ
10月4日、大手化学メーカーINVISTAは、Texas州Orange工場の閉鎖を決定したと発表した。同工場では、ナイロン原料のアジポニトリル(ADN)およびヘキサメチレン・ジアミン(HMD)が生産されており、ADNの生産は直ちに停止、HMDは2024年半ばまでに生産を停止する予定。同社によると、同工場の従業員300人のうち約240人が削減される見通し。
INVISTAの社長兼CEO、Francis Murphy氏は、「同工場で長年にわたり勤勉に、かつイノベーティブに働いてくれた従業員に心から感謝する。遺憾ながら、成長が想定を下回り、世界的な供給が増したことから、今回の工場閉鎖という困難な決断に至った。」と説明した。
Murphy氏は、他地域でのナイロン原料の生産は継続し、今後もナイロン66のバリューチェーンの中で顧客に製品を供給し、さらに成長を遂げることを望むと述べている。