日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

第708回 本委員会の主要議題と概要

2023年10月27日
日本化学繊維協会

日本化学繊維協会(会長 大矢 光雄 東レ株式会社 代表取締役社長 社長執行役員)では、本日11時より第708回 本委員会を開催しました。
主要議題およびその概要は以下の通りです。

1. ACFIFホームページ開設
7月末、アジア化繊産業連盟(ACFIF)内での議論を踏まえ、アジア化繊産業がサステナビリティへの取組み等の対外発信を目的に、ACFIFのウェブサイト(以下を参照)を開設しました。ウェブサイトでは、ACFIFの加盟国・地域の紹介、活動内容、会議のコミュニケ等が掲載されています。
https://acfif.com/

2. 第62回ドルンビルン国際繊維会議の報告
9月13日(水)から15日(金)の3日間、オーストリアのドルンビルンにおいて、第62回ドルンビルン国際繊維会議(主催:オーストリア化繊協会)が開催され、その概要について報告がありました。
・本会議は繊維産業の動向や技術開発動向を中心に取り上げた国際会議で、欧州繊維産業の産学研究者の交流の場として、毎年、開催されている。
・今回も欧州を中心に、米国、アジアなど30か国以上から約550名(約300社・機関)が参加し、盛況であった。
・初日の基調講演の他、①革新的な繊維、②サーキュラーエコノミー、③サステナビリティ、④不織布とテクニカルテキスタイル、⑤アパレルとスポーツ、⑥アーヘン工科大学の取組み、の6テーマが取り上げられ、計100件の報告が行われた。日本からは、東レ、ユニチカの他、計4件の報告があった。
・テーマ別では「革新的な繊維」と「サーキュラーエコノミー」が中心であった。

3. 第29回中国国際化繊産業会議について
9月26日(火)~27日(水)、中国・吉林省・吉林にて、第29回中国国際化繊会議が開催されました。会議テーマは「Promoting the Prosperity and Development of the Global Chemical Fiber Industry(世界の化繊産業の繁栄と発展を共に促進する)」で、中国国内のほか、EU、日本、韓国、台湾など約550名の参加がありました。
初日のセッションでは、日本化学繊維協会・富𠮷副会長から「日本の繊維産業における循環経済と技術ロードマップ」と題する報告を行い、日本政府の繊維産業に関するサステナビリティ政策、日本化繊協会のサステナビリティへの取組みなどに関する報告を行いました。

4. エコプロ2023への化繊協会コーナー出展について
日本化学繊維協会は、12月6日(水)~8日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催される国内最大規模の環境展「エコプロ2023」(主催:日本経済新聞社、(一社)サステナブル経営推進機構)に、一般財団法人カケンテストセンターとの共同ブースを出展します。
・エコプロ展への出展は2004年から続けており、今回で20回目。
・今年度のテーマは、「サステナブルな社会に貢献する化学せんい」で、①限りある資源をムダなく利用する、②快適な暮らしをささえる、③豊かな地球環境を守る、の3テーマで展示する。
・この他、説明専門員による「化学せんい実験教室」(環境に役立つ様々な化学繊維の解説と実験)やクイズラリーなどのアトラクションも予定している。
・化繊協会/カケンコーナーのブースは、東展示場6ホール/小間番号6-066となる。

以上