日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

(韓国) 暁星、衛材用スパンデックスでグローバル体制構築

2024年06月10日
日本化学繊維協会

化繊生産

暁星、衛材用スパンデックスでグローバル体制構築

 5月14日、大手合繊メーカーの暁星TNC(Hyosung TNC)は、同社のスパンデックス繊維「Creora」について、衛材用スパンデックス市場への投資を明らかにした。
 同社は2025年2月までにインドとトルコのスパンデックス工場で重合工程などの設備を増強、衛材用スパンデックス繊維のグローバル生産体制を構築する計画。同社は現在年産7.3万㌧のインドとトルコの生産工場を2026年までに1.1万㌧増設する。これにより暁星は、韓国の亀尾と中国の珠海、嘉興の工場のみで生産していた衛材用スパンデックスの生産エリアを、インドとトルコに拡大する。
 暁星TNCは、「当社のスパンデックス繊維は、韓国、中国、インド、ベトナム、トルコ、ブラジルのグローバル生産ネットワークを基盤に世界No.1の地位を維持してきた。需要が急増している紙おむつ用スパンデックス繊維分野でも、安定した供給体制と優れた品質で世界市場をリードしていく」と述べている。