日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

第712回 本委員会の主要議題と概要

2024年10月18日
日本化学繊維協会

日本化学繊維協会(会長 竹内 郁夫 東洋紡株式会社 代表取締役社長兼社長執行役員)では、本日11時より第712回 本委員会を開催しました。
主要議題およびその概要は以下の通りです。

1. 令和7年度税制改正要望
日本化学繊維協会はこの度、「令和7年度税制改正要望」を取りまとめました。

2. 化繊協会のカーボンニュートラル取組みの見直しについて
⽇本化学繊維協会は、2021年10月に「日本化学繊維協会のカーボンニュートラルに向けた取組み」を取り纏め、公表しましたが、その後3年が経過することから内容の見直しを行いました。
主な内容は次の通りです。
①「Ⅰ.化学繊維産業の課題認識」で、2020年~2023年のデータ(エネルギー消費量、エネルギー原単位、CO2排出量)を追加し、最近の傾向を記載しました。
②「Ⅱ.カーボンニュートラルに対する協会体制」で、協会内の組織体の取組み内容を更新しました。
③「Ⅲ.カーボンニュートラルに向けた取組み状況」の「2.(1)省エネルギー、CO2排出削減」で、化繊産業の燃料転換の進捗や今後の方向性を記載しました。
④英語版を作成しました。

3. 第63回ドルンビルン国際繊維会議の報告
9月11日(水)から13日(金)の3日間、オーストリアのドルンビルンにおいて、第63回ドルンビルン国際繊維会議(主催:オーストリア化繊協会)が開催され、その概要について報告がありました。
・本会議は繊維産業の動向や技術開発動向を中心に取り上げた国際会議で、欧州繊維産業の産学研究者の交流の場として、毎年、開催されている。
・オーストリア、ドイツなど欧州を中心に、アジアからは日本、韓国、インドなど31か国から約500名(約260社・機関)が参加し、盛況であった。
・初日の基調講演のほか、①革新的な繊維、②サーキュラーソリューション、③エネルギーソリューション、④エマージングテクノロジー、⑤紙とパッケージ産業、の5テーマが取り上げられ、計105件の報告が行われた。日本からは、クラレ、東洋紡、ユニチカの他、計4件の報告があった。
・テーマ別では「革新的な繊維」「サーキュラーソリューション」「エネルギーソリューション」での発表が多かった。

以上