日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

(インド/米国) Birla CelluloseとCircが繊維to繊維での提携を発表

2024年11月08日
日本化学繊維協会

環境対応

Birla CelluloseとCircが繊維to繊維での提携を発表

 Aditya Birla Groupのセルロース繊維部門であるBirla Celluloseと、米国を拠点に繊維to繊維リサイクルを展開するCirc(本社:米Virginia州Danville)が、繊維産業におけるリサイクルの加速を目指し長期戦略提携を締結した。
 Circはポリエステル混紡繊維製品をセルロース繊維原料とポリエステル原料にリサイクルする技術を有しており、Birla Celluloseはこの提携を通じてCircが商業規模で稼働する工場から再生されたパルプを今後5年間で年間最大5,000㌧調達し、リヨセル短繊維の原料とする。
 Circは今回の提携について、セルロース繊維大手のBirla Celluloseとの取り組みにより、Circの生産規模が継続的に維持され、真の循環型経済への投資に対する業界の取り組みを促すものだとしている。
 Birla Celluloseは2023年にクリーン繊維イノベーション企業Algaeingと提携し、「繊維産業の無害化」を目指して環境に優しい藻類を原料としたセルロース繊維を導入している。