化繊生産
盛虹集団、アラミド計画の生産開始
このほど、大手ポリエステルメーカー盛虹集団が江蘇連雲港に158億元を投じて建設中のアラミド工業団地計画の第1期が既に完成、3月中に正式に稼働開始することが明らかとなった。この計画は、江蘇省民間投資重点計画リストに選定されている。
盛虹のアラミド工業団地は、アラミド原料~アラミド繊維~アラミド複合材料の研究開発、生産、販売が一体化した世界レベルのアラミド新材料基地であり、現在、第1期となる中国国内では単位当たり最大となる年産5,000㌧のパラ系アラミド繊維工場と、原料となる同6万㌧のフェニレンジアミン工場の建設が既に完成しており、試生産の準備が進められている。また、第2期としてメタ系アラミド繊維工場および川下の複合材料工場も既に建設が開始されている。2~3年以内に工業団地が完成し、世界最大級のアラミド全産業チェーン生産基地の一つになる見込みである。