日本化学繊維協会(会長 竹内 郁夫 東洋紡株式会社 代表取締役社長兼社長執行役員)では、本日11時より第714回 本委員会を開催しました。
主要議題およびその概要は以下の通りです。
1. 株式会社ソアロンの正会員への新規入会について
世界で唯一トリアセテート繊維「ソアロン」を製造する、株式会社ソアロンが4月18日付で日本化学繊維協会に入会しました。
2. 化繊協会のサステナビリティ取組みの進捗報告
「日本化学繊維協会のサステナビリティ対応方針(2021年策定)」に掲げる「資源循環」や「環境負荷低減」について、サステナブル推進委員会をはじめ協会内の各委員会が取り組みを進めており、その進捗について報告がありました。
また、来年度の主要課題として、1)繊維製品の資源循環の拡大、2)サステナビリティ推進に寄与する標準開発、3)化学繊維のLCA対応、などが上げられ、検討内容や進め方について説明がありました。
3. アジア化繊産業連盟(ACFIF)の動向
(1)ACFIF標準化ワークショップ/標準化作業委員会
2025年1月22日、日本化学繊維協会が開催担当となり、第5回ACFIF標準化ワークショップ/作業委員会をWEBにて開催しました。ISO専門家による基調講演のほか、各国・地域の標準化への取組みについて情報共有するとともに、ACFIFとしての今後の標準化への取組みについて意見交換を行いました。
(2)第15回アジア化繊産業会議について
4月8日、パキスタン・ラホールにてACFIF事務局長会議が開催されました。同会議では、マレーシア繊維製造業協会(MTMA)が主催となり、2026年5月14~15日にマレーシア・ペナンで開催予定の第15回アジア化繊産業会議について議論が行われました。
会議テーマは、「Greening the Supply Chain: Sustainable Practice for the Future (サプライチェーンのグリーン化:未来のための持続可能な取組み)」であり、今回もサステナビリティ関連のテーマを中心に2日間にわたって議論が行われる予定です。また、会議2日目の15日の夕刻には共同記者会見が開催予定です。
4. おおさかATCグリーンエコプラザ・エコマークゾーン 化繊協会コーナーの展示リニューアル
日本化学繊維協会は、おおさかATCグリーンエコプラザ・エコマークゾーンの化繊協会コーナーの展示リニューアルを行いました。2018年に同コーナーの展示を開始して以来、今回が2回目の見直しになります。
大阪・関西万博での海外からの来場者増を見込み、説明パネルなどを英語併記にしたほか、2種類の環境配慮型化学繊維(「植物由来原料を活用した繊維」「リサイクル繊維」)を使用したエコマーク認定品を中心に展示し、化繊産業のカーボンニュートラルに向けた取組みを紹介しました。
以上