日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

(米国)UNIFI、「REPREVE」シリーズに「CiCLO」を使用

2025年04月18日
日本化学繊維協会

環境

UNIFI、「REPREVE」シリーズに「CiCLO」を使用

 

 米国のリサイクルポリエステルメーカーUNIFIが、この度、リサイクルポリエステル繊維「REPREVE」シリーズに「CiCLO」技術を導入した「REPREVE with CiCLO technology」を発表した。
 「CiCLO」は、合繊製品によるマイクロプラスチック汚染対策として、合繊製品の性能とリサイクル性を維持しながら、土壌や海洋等、湿度が高く微生物が活発に活動できる環境で生分解できるという特徴を持つ。Intrinsic Textiles GroupとParkdale Advanced Materialsの合弁会社Intrinsic Advanced Materialsが開発した。CiCLOは、OEKO-TEX認証を取得しているほか、米ASTMやISOの試験方法により、第三者機関での生分解試験の基準をクリアしている。
 今回発表した「REPREVE with CiCLO technology」は、生分解の特徴を有するほか、「REPREVE」繊維の性能や弾性、色褪せ等が損なわれることがないことも特徴。
 UNIFIは、「多くのブランドがサステナビリティへの取り組みと規制の要求の高まりに対応する中、REPREVEとCiCLOの2つのソリューションを統合する今回の取組みは、繊維屑汚染への根本的な取組みと同時に、リサイクル性という効果的なソリューションを提供できる。CiCLO技術は、REPREVE TakebackやREPREVE Our Oceanを含む、すべてのREPREVEで生産することも可能。同繊維が環境負荷軽減の一助となると期待している」と述べている。