世界 綿花
生産、作付面積、イールドとも減少—2018/19年
国際綿花諮問委員会(ICAC)によると、世界の綿花産業を取り巻く様々な要因から、2018/19年は、綿花生産、作付面積、イールド、在庫それぞれが前年度比減少の見通しである。
2018/19年度の主な見通し
綿花生産:前年度比4%減の2,600万㌧
期末在庫:前年度の1,880万㌧から1,720万㌧に減少
作付面積:前年度比2%減の3,340万㌶
イールド:前年度比1%減の777kg/㌶
(但し、過去10年平均の770kg/㌶水準は維持)
上記の見通しで、在庫が大幅に減少するのは、中国が大きく在庫を減らし、2011/12年以来の低在庫との見通しのためであり、中国以外の在庫は横ばいの見通し。
綿花輸入は、中国(200万㌧)、バングラデシュ(180万㌧)、ベトナム(170万㌧)となる見通し。
綿花輸出は、米国が350万㌧で世界第1位を維持する見通し。
綿花作付面積は、インドが前年度比2%減の1,190万㌶となる見通し。
世界の綿花需給見通し
(100万㌧)
*Cotlook Aインデックス(セント/ポンド)価格は、中国を除く世界の在庫率の見通し、
中国の綿花輸入見通しをもとに推計した。