日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

(中国) 主要ポリエステル企業の業績好調—2018年1~9月

2018年10月31日
日本化学繊維協会

中国 業績

主要ポリエステル企業の業績好調—2018年1~9月

 このほど、大手ポリエステル企業集団の2018年1~9月の業績およびその見通しが相次いで発表された。
 大手合繊メーカー恒力集団は、このほど、2018年1~9月の上場企業分の業績見通しを発表した。純利益は、前年同期比229%増の36.3億元前後となる見込み。同期間内、恒力投資(大連)と恒力石化(大連)煉化を連結財務諸表の範囲に入れたことで、PTA事業の収益が好調な利益を牽引した。同社によると、ポリエステルチェーンは引続き好調となり、特に第3四半期に入り、PTA価格の上昇により、利益が大きく上昇した。同社のPTA生産能力は660万㌧/年、単体では世界最大規模のPTA工場を有する。
 10月15日、大手PTAメーカー恒逸石化は、2018年1~9月の業績を発表した。売上は前年同期比29.18%増の608.29億元、純利益は同63.20%増の22.05億元であった。同社によると、2019年第1四半期に稼働開始予定のブルネイ石油精製・化学工業プロジェクトは、現在工事が順調に進んでいるという。
 10月25日、大手ポリエステルメーカー桐昆集団は2018年1~9月の業績を発表した。営業利益は前年同期比32.44%増の30.86億元、純利益は同118.16%増の25.03億元であった