世界 繊維生産
世界の糸生産5%増—2018年2Q
ITMF(国際繊維製品製造業者団体)によると、2018年第2四半期の世界の糸生産は前期比5%増となった。
糸生産を国・地域別にみると、アジアが全体で5.7%増と伸びを牽引、エジプト(1.3%増)、米国(3.2%増)、南アフリカ(3.3%増)なども増加した。一方で、欧州、ブラジル、日本は減産となった。
2018年第3四半期の糸生産の見通しはアフリカのみが楽観的であるが、第4四半期の見通しはブラジルを除くすべての主要国地域で成長を見通している。
2018年第3四半期の世界の糸在庫は前期比4.8%の減少となった。これはアジアと欧州の在庫減が影響した。
2018年第2四半期の世界の織物生産は前期比0.3%減となった。
織物生産を国・地域別にみると、アフリカが6%の減少、アジアが0.5%の減少となった一方で、欧州は1.6%の増加となった。
2018年第3四半期の織物生産の見通しはブラジルを除くすべての国地域が減少であるが、第4四半期はすべての主要国地域で回復を見通している。
2018年第3四半期の世界の織物在庫は、前期比2%増となった。