1883年 | スワン(英)、ニトロセルロース繊維を試作、artificial silk(人造絹糸)と名づける。 |
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1884年 | シャルドンネ伯(仏)がニトロセルロースから人造絹糸の製造特許を取得 |
1891年 | ニトロセルロース人造絹糸の工業生産開始 |
1892年 | クロス、ビバン、ビードル(英)がビスコースレーヨンを発明 |
1899年 | セルロース銅安法人造絹糸をグランツストッフ社(独)が工業化 |
1901年 | ビスコース法人造絹糸をドンネルスマルク社(独)が工業化 |
1924年 | アセテート繊維をブリテッシュセラニーズ社(英)が本格生産 |
1924年 | 米国ではartificial silkに変えてrayonを呼称に採用 |
1930年頃 | スタウディンガー(独)等の学者により高分子化学が興る |
1936年 | デュポン社(米)のカローザスがナイロンを発明 |
1939年 | ナイロン繊維をデュポン社が工業生産を開始 |
1950年 | アクリル繊維をデュポン社が初めて工業生産開始 |
1953年 | ポリエステル繊維をデュポン社がキャリコプリンターズ(英)より特許権を取得し初めて工業生産開始 |
1959年 | ポリプロピレン繊維をモンテカチニ社(伊)が本格生産開始 |
1959年 | ポリウレタン繊維をデュポン社が工業生産開始 |
1965年 | 芳香族ポリアミド繊維をデュポン社が工業生産開始 |
1988年 | テンセルをコートルズ社(英)が試験生産 |
化学繊維技術の歴史
世界の歴史
日本の歴史
1903年 | 第5回内国勧業博覧会に銅アンモニア法の人造絹糸が出展される |
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1915年 | 銅アンモニア法による人造絹糸の製造が三重県松阪市で開始 |
1918年 | ビスコース法人造絹糸を帝国人造絹糸(現帝人)が米沢人造絹糸製造所から独立して本格的に生産開始 |
1926年 | ビスコース法人造絹糸の製造会社の設立が相次ぐ |
1933年 | ビスコース法ステープルファイバーを日東紡績・福島工場にて生産開始 |
1936年 | アセテート繊維の試験工場が稼動 |
1937年 | 人造絹糸製造会社が20社、ステープルファイバー製造会社が29社となる |
1939年 | 京都大学・桜田一郎先生が合成1号(PVA繊維)を発表 |
1940年 | 鐘紡は同社矢沢将英氏のPVA繊維をカネビアンと命名 |
1950年 | ビニロン繊維を倉敷レイヨン(現クラレ)・岡山工場にて本格生産開始 |
1951年 | ナイロン繊維を東洋レーヨン(現東レ)・名古屋・愛知工場にて生産開始 |
1957年 | アクリル系繊維を鐘淵化学・高砂工場にて生産開始 |
1958年 | アクリル繊維を日本エクスラン工業が導入技術により生産開始。数社がこれに続く |
1958年 | ポリエステル繊維を帝国人造絹糸と東洋レーヨンが導入技術(ICI社)により生産開始 |
1961年 | 大阪工業技術試験所 進藤昭男博士がPAN系炭素繊維を発表 |
1962年 | ポリプロピレン繊維を三菱ケミカル等3社が導入技術(モンテカチニ社)により生産開始 |
1963年 | 群馬大学・大谷教授らがピッチ系炭素繊維の製法を発明 |
後発ナイロン繊維メーカー生産開始 | |
1964年 | 後発ポリエステル繊維メーカー生産開始 |