日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

化学繊維の用語集

ナノファイバー

「ナノファイバー」は直径が1nmから100nm、長さが直径の100倍以上の繊維状物質と定義され「ナノサイズ繊維」と「ナノ構造繊維」に分類されます。「ナノサイズ繊維」とは、ナノメーターオーダーのディメンジョンを有するファイバーで、「ナノ構造繊維」はファイバーの太さに関わらず、内部、外部、表面にナノメーターサイズで制御された精密な構造設計を行うことで新機能を発現させたファイバーを指します。
ナノファイバーの製造技術を支えるナノテクノロジーは、原子や分子の配列をナノメートル(nm、1nm=10‒9m10億分の1)の領域で物質を自在に制御する技術のことです。素材、IT、バイオ、環境など広範な産業の基盤に係わるもので、21世紀の最重要技術として捉えられています。

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