日本化学繊維協会と炭素繊維協会は
2014年7月1日に統合しました

化学繊維の用語集

抗アレル物質対策素材

空気中には目にはほとんど見えないホコリが漂っており、その中にはダニの死骸やふん、花粉などのアレル物質が含まれます。これらは一度舞い上がると数時間空気中に浮遊し、その一部が体に付着したり、吸い込んだりするとさまざまな症状を引き起こすと言われています。抗アレル物質対策素材は、繊維表面にコーティングされた機能剤により吸着するなどして、これらのアレル物質の活動を抑制する素材のことを指します。アレル物質量の減少を確認する方法については、アレル物質の活性タンパク量を測定する溶液酵素免疫法(ELISA法)などがあります。医薬品医療機器等法との関係から「アレルギー」や「アレルゲン」などの用語は使用すべきではないとされており、「アレル物質」という言葉が用いられています。

「化学繊維の改良・改質」のその他の用語